マクスウェル(Maxwell)

クラウドによるコンテンツの一元管理でローン締結を45%迅速化

課題

規制の拡大に伴い、銀行がリスクを嫌う傾向が強まっています。住宅ローンの審査は、消費者とローン担当者の双方にとって、長期間を要する複雑なものとなっていました。一般的なローン審査に必要なドキュメントは500ページを超え、審査完了までに49日かかります。


ソリューション

マクスウェルフィナンシャル研究所(Maxwell Financial Labs)では、Boxのプラットフォームをベースとしたペーパーフリーのソリューションを構築し、ローン申請プロセスを効率化しています。このアプリケーションは、数千社に及ぶ金融機関との連携を可能にし、あらゆる必要書類を電子的に取り込みます。

 

成果

Maxwellでは、業界のコンプライアンスが組み込まれ、一元管理を可能にするクラウドベースのコンテンツレイヤーとしてBoxを導入しました。その結果、審査を含む諸手続きが効率化し、全米平均よりも45%迅速にローン締結を行えるようになっています。Maxwellのアプリケーションを使用する住宅ローン各社では、関係者間のワークフローが自動化され、個人情報はオンラインでセキュアに共有できます。
 

住宅ローンの手続きは、一般的に不効率なものと考えられています。政府による規制強化に伴い、住宅ローンの手続きに要する時間とコストは、過去8年間で80%も上昇しています。  

住宅購入希望者は、ローンの審査に必要なさまざまな情報や署名を提出します。通常のローンで扱われる資料は500ページを超え、ローン担当者はこれらを管理しなければなりません。HousingWireの調査では、平均的なローンの手続きに49日を要していると報告されています。   Maxwell Financial Labsのジョン・パーソネン(John Paasonen)氏をはじめとする関連諸氏は、自身の体験を通じて、住宅ローンの手続きの不効率さを解決したいと考えていました。そして、住宅ローン担当者と顧客のエクスペリエンスを改善するための方法を模索しました。    パーソネン氏は当時を振り返り、次のように述べています。「"紙から解放され、メールやFAXのような古いテクノロジーからも解放される環境、住宅ローンに関わる関係者全員のコラボレーションを可能にする一元化されたハブを持つ"という構想に行き着きました。この構想を実現するためには、あらゆるコンテンツをシンプルに集約するコンテンツプラットフォームを基盤とする、クラウドベースのアプリケーションの構築が必要でした。」  

 

「私たち自身がローンの借り手としてプロセスに不満を抱いたことが、Maxwell創業の動機となりました。私たちは、ローン担当者や住宅ローンの専門家を、ローンのプロセスにおける従来の停滞要因から解放することを目指しています。」 

 Maxwell Financial Labs CEO兼共同創業者 ジョン・パーソネン氏

住宅ローンの焦点を書類から人へ

住宅ローン業界は連邦政府の規制が厳しい業界の1つです。法規制が厳格で、多くの個人情報を扱うことによるリスクを抱え、金融機関はあらゆるデータを見逃さないよう過剰に情報を収集しています。

Maxwellの創業者チームは、金融業界における従来の手法を変える構想を抱いていました。その実現のために、コンテンツをセキュアに保ち、緊密なアクセス制御を備え、信頼性の高い電子サインを可能にするテクノロジープラットフォームを必要としていました。さらに、そのプラットフォームは、ユーザーにとって使いやすいものでなければ意味がありません。

MaxwellがBoxと連携した時点で、Boxでは既にISO 27001、FINRA、SOC 1、SOC 2 Type II、SOC 3に対するコンプライアンスが確保されていました。Maxwellの共同創業者であるルートゥル・デイブ(Rutul Davè)氏は、次のように述べています。「Boxを導入したことで、コンプライアンス対応と同時に、迅速な市場投入が可能になりました。また、コンテンツが増えても、Boxのプラットフォームは自動的にスケーリングして要件を満たしてくれます。」

Maxwellのアプリケーションは、現在、数千の金融機関と連携しており、借り手がローン担当者に提出するドキュメントを電子的に取り込むことができます。ドキュメントには、W-2、給与明細書、銀行取引明細書、納税申告書などが含まれます。Boxは、ローン担当者、住宅購入者、不動産業者の間のワークフローをシンプルにし、事務処理ではなくユーザーを中心としたプロセスを可能にしています。

「Boxは、コンテンツのセキュアな保存と転送を可能にし、コンテンツへのアクセス権限を適切に制御できるプラットフォームを提供してくれました。」(パーソネン氏談)

 

フリクションレスなセキュリティと使いやすさ

Boxを基盤とするインターフェースがカスタマイズ可能なことで、Maxwellのアプリケーションは、業界と関係者のニーズに最適なユーザーインタフェースを実現しました。

 デイブ氏は次のように述べています。「Maxwellを構築するにあたり、コンテンツのストレージ、冗長性、アクセス権限制御はBoxプラットフォームに任せました。そうすることで、私たち自身は、コンテンツレイヤーではなく、アプリケーションやユーザーエクスペリエンスに注力できました。」

Boxには堅牢な権限制御モデルが組み込まれており、その機能を利用して、ローン担当チームと住宅購入者だけがドキュメントにアクセスできるように設定しています。ユーザーは、リスクを伴うダウンロードを回避し、セキュアなWebインタフェースを利用して、アプリケーション内でコンテンツの確認やプレビューを行うことができます。

 

「私たちは、ローン担当者の本来の業務である、借り手へのアドバイスや支援を行えるようなテクノロジーを構築し、ワークフローやコラボレーションの管理など、ソフトウェアに任せられる作業からローン担当者を解放したいと考えています。」

Maxwell Financial Labs CEO兼共同創業者 ジョン・パーソネン氏

 

Maxwellの顧客サービス

Maxwellの最初の顧客となったのは、Houz Mortgage社のローン担当者であるジョン・バリー(John Barry)氏でした。バリー氏は次のように述べています。「とても使いやすく、借り手への書類のリクエストもスムーズでした。一連のローン手続きに組み込むことができた点にも満足しています。」

MaxwellがBoxのプラットフォームを活用して支援したローンの総額は、20億ドルに及びます。また、ローン手続きの効率化により、全米平均より45%迅速にローン締結を完了させています。ジョン・バリー氏のようなローン担当者は、ローン業務の効率化によって、工数を3分の2にまで削減できました。

「住宅ローンのお客様による高評価が、他のローン担当者を呼び寄せています。」(バリー氏談)

Maxwellは、Boxを基盤とするプラットフォームによって、規制の厳しい旧来の業界を21世紀へと導くと同時に、パーソナライズされた顧客サービスという昔ながらの価値観を大切にする業務を継続しています。